ISOと社長の独白
ISO活動について、このようなことを考えて取り組んできました。
いつも未来の会社の姿を頭の中で描いている。
数値や正確な何かであったり、いつも同じである必要もない。
何らかの言葉とイメージにして繰り返している。
昨年(平成14年2月-12月)当社工場でISO9001に取り組んだ。
組織マネジメントシステムの品質管理―中小企業の経営者にとって
「これは、やりようによっては福音である」と思った。
取得を自己目的にしては論外、何よりもったいない。
感覚と習慣があたり前の風土、その現実を無視せずに基本とルールを
根づかせるのは、困難ではあるが、始めの一歩からであるだけに面白い。
ISO2000年版になってやっと活動に取り組んだのは、そもそも
日本と欧米のISO活動の発想の違いに疑問があったから。
その相違は、おもしろいくらいのギャップで、たまたまこんな比較があるので参考までに・・
欧米系 |
⇔ |
日本系 の比較 |
企業の風土と文化はそのまま | ⇔ | 生まれ変わる意気込みで |
まず現状で認証を取得する | ⇔ | この際あるべき姿で認証を取得する |
経営者が主役 | ⇔ | 現場が主役 |
習うより慣れろ | ⇔ | 理解できてはじめてISO |
文書はできるだけ少なく | ⇔ | 文書はできるだけ詳しく |
使えてはじめて文書 | ⇔ | 文書は勉強するもの |
文書表現は絵でも写真でもOK | ⇔ | 文書は憲法 |
独自の風土と仕組みをつくり続けていくことが仕事のおもしろ味、醍醐味なのだろうか。